「心理学」✖「聴くチカラ」で楽に生きる

人間関係がうまくいき、楽に生きていけるようになるための情報をお届けします。

鬼を倒すにも、メンタルヘルスにも呼吸法は大事

こんにちは。

カウンセラーのあるくみです。

 

人気アニメの「鬼滅の刃」、今更ながら見てみました。話題通り、面白いですね。1シーズンを2日間で一気見してしまいました。

 

主人公の炭治郎という少年は家族を鬼に殺され、唯一生き残っていた妹は鬼になってしまいます。妹を人間に戻す方法を探すため、鬼を討つ鬼滅隊に入るというストーリーです。

興味深いのが、さまざまな呼吸法。

呼吸法が技の型と密接に結びつき、呼吸により多彩な技を繰り広げていきます。

炭治郎が呼吸法を必死に身につけようとしている姿を見て、私も呼吸の大事さを思い出しました。

呼吸はメンタルヘルスにも大きな影響があるのです。

そんなわけで、本日は呼吸についてお話します。

 

 

そもそもなぜ、呼吸が大事なのでしょうか?

呼吸は生命活動に必要な酸素を体内に取り入れ、不要な二酸化炭素を排出するという役目があります。

ストレスがあると呼吸が浅くなり、十分な酸素が取り込めなくなります。酸素不足だと、代謝や臓器、脳の働きが落ちてきます。

しかし、呼吸は自律神経機能による働きですが、意思で調節することができます。

呼吸法により、自律神経機能を整え、ストレスや不安を軽減することができます。

 

では、どうすればいいのかというと、深呼吸をすることです。

一般的に現代人は胸で浅く呼吸しがち。ですので、深く横隔膜を使った複式呼吸をしましょう。

気をつけるのは、「吸う」からではなく、「吐く」ことから始めること。また、吸うときは鼻でしましょう。

 

基本的に「吸う」と交感神経が、「吐く」と副交感神経が活発になります。リラックスしたいときは「吐く」のを「吸う」の倍の長さでします。

反対に朝、目覚めのときには、「吸う」方を力強く、呼吸を短めに行うと交感神経が活発になり、活動的になります。

 

呼吸が浅くなるのは姿勢の悪さも指摘されています。

姿勢を正すのも大事ですね。

また、筋肉の固さも差し障りがあります。

私は背中の筋肉が固いそうで、ストレッチのトレーナーさんから「呼吸を深くしようとしても、背中が固くて肺が膨らまない」と指摘されたことがあります。

私のように体が固い方は、ヨガやストレッチを組み合わせると、より良い呼吸ができそうですね。

 

 

呼吸は普段は意識しないので、つい浅い呼吸に戻りがちになってしまいます。

鬼滅の刃」の炭治郎が、夜、寝ているときも「全集中」の呼吸をできるように努力していたことを見習い、いつでも深呼吸……は無理なので、夜、寝る前だけでもゆっくり深呼吸してみましょう。

睡眠の質が改善して、生活全体の質が上がっていきますよ。

 

 

byあるくみ