婚活で問われるのは『do』ではなく『be』 ~バチェロレッテが問いかけること~
こんにちは。カウンセラーのあるくみです。
最近、アマゾンプライムビデオで「バチェロレッテ」を見ました。
面白いですね!
「バチェロレッテ」とは、人気配信番組「バチェラー」の男女逆転版です。「バチェラー」が1人の男性が複数の女性の中から1人を選んでいくのに対し、「バチェロレッテ」では1人の女性が、複数の男性の中から理想の1人を選択していくリアリティー・ショーです。
「バチェラー」を見ていなかったので、「バチェロレッテ」も見る気はなかったのですが、Twitterで、男性を選んでいく福田萌子さんのコメント力がすごい、という内容のTweetを見て、興味を持ち、見始めたら俄然、はまってしまいました。
萌子さんは、きれいな言葉遣いですが、的確に男性を見定める質問をしていきます。
その質問に、ときには男性がたじたじとなります。
といっても、萌子さんが問いかけていることはシンプルで、『あなたはどんな人なのですか?』ということ。
これが意外と男性にとって答えるのが難しいのです。
問われているのは、どんな存在であるか、つまり『be』。でも答える側は、仕事や趣味など、やっていること、『do』で答えがちなのです。
番組の口コミに、「デートでいろいろ尽くしても、結局振られる。何を基準に男性を選んでいるか分からない」というような感想を書き込む人は、おそらく『do』しか考えていないでしょう。
これからのパートナーとなるべき人なのか見定めるのに、大事なことは『どんな人なのか、どんな人となるのが目標なのか』ということ。知りたいのは、どんなアイデンティティで、どんなことをどんな風に感じる人間で、どんな為人と成りたいのか、ということです。
そこに、「こんな仕事をしたい」「いっしょにこんなスポーツをしたい」という『do』を答えてはいけないし、まして自分がどういう人間なのかをさらけ出すことをためらったり、説明できないのはアウトなのです。
現在、第6話まで配信されていますが、『be』を見せることができなかったり、弱かったりする男性は、ふるいにかけられています。
自分の『be』がどんなものなのかは、婚活のみならず、人生の夢や目標を考えるうえでも大事なことです。
夢や目標も『do』で考えがちですが、どんな『be』を目指すのか、という視点は人生を充実したすばらしいものにするために大事だと思います。
あと、「バチェロレッテ」はリアリティー・ショーであって演出が入っていますから、「リアル」ではありません。夢中になりすぎないで下さいね。
byあるくみ