「心理学」✖「聴くチカラ」で楽に生きる

人間関係がうまくいき、楽に生きていけるようになるための情報をお届けします。

カラーセラピーのススメ~好きな色を塗ってみるだけ~

こんにちは。

カウンセラーのあるくみです。

 

本日はカラーセラピーのススメです。

といっても、難しいことではありません。

塗り絵をするだけで、ストレス解消になるのです。

 

ご存知のように、カラーは人の心にさまざまな働きかけをします。

例えば、刑務所の壁の色をピンクにしたら暴力行為が減ったというエピソードは有名です。

また暖色系の色は食欲増進効果があり、飲食店の内装に使われることが多いといいます。

このようなカラーの効用をうまく取り入れるとともに、カラーセラピーでは色を表現してみるのです。

 

自分の好きな色を塗ってみましょう。

 

色えんぴつでも絵の具でも、色を塗りだすととても楽しくすっきりします。

絵を描くのもいいですが、絵心がないとハードルが高く感じてしまいますよね。でも塗り絵なら絵が描かれているので色を塗るだけで簡単です。

最近、大人の塗り絵が流行っているのは、そのような効用が知れ渡ってきたからでしょう。

 

でもカラーの知識がないから......とためらうことはありません。

 

確かにカラーにはそれぞれ効用も違い、表現している意味合いも違います。

しかし、その効用も意味合いも人によって異なるものです。

 

色を取り入れるのも、塗るのも、自分の直感で、そのときの気持ちのままに行ってみることが大事です。

自分はこの色を選んだのはなぜなのだ? と分析するより、その色を選んだ気持ちを感じてみて下さい。

 

とくにビジネスシーンでは思考重視で、気持ちを感じることはおろそかになります。またカラーというのも、スーツや制服、仕事の現場ではとても限られたカラーしかありません。

 

だからこそ、抑圧している気持ちをカラーで表現することが、気持ちよく、ストレス解消になるのです。

 

もし、枠の中に色を塗っていくという作業が苦手なら、紙の上に、色をただ一面に塗りだすというだけでも効果はありますよ。

 

カラーを使用して、心を開放していきましょう。

 

byあるくみ

 

参考文献:心の病気にならない色彩セラピー 末永生 著

                    恒川洋 監修

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ダイソーで買った塗り絵

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マントラ、みたいな......

 

 

 

 

人の心を読むのをやめたら人間関係が良くなりました。

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こんにちは。

カウンセラーのあるくみです。

 

今日は人とコミュニケーションがうまくとれず、「人の心が読めればいいのに」なんて思っている人のために、私の過去をお話します。

 

私は以前、人の心が読めたらいいのに、と思っておりました。人とコミュニケーションをとるのが苦手で、相手の心の動きが読めれば、コミュニケーションがうまくとれるようになると思っていたからです。

 

そして「心を上手に透視する方法」だの、「人を動かす技術」だの、NLPコーチングの本などを読み漁っておりました。

そして、それらの本によく出てくるテクニックを実践しようと頑張ってました。

例えば、相手の視線の観察。

相手の視線がどちらに動くかで、思い出そうとしているのか、何か考え出そうとしているのか、そんなことが分かると思い、じっと観察しておりました。

また信頼関係を築けると思って、ミラーリングという相手の動作をまねるテクニックなども必死にやっておりました。

その結果、どうだったかというと、疲れただけでした。

本来、こういったテクニックを身につけるには、相当な練習が必要です。そんな簡単にうまくいくわけはないのです。

 

そして、そもそも人とのコミュニケーションをテクニックで何とかなると思っていたのが間違いでした。

変えなければいけないのは、自分の心でした。

臆病で、人からどう思われるのか気にしてばかりで、心の交流なんて怖くてできなかったのです。

コミュニケーションをうまくとるということを、私は、相手を自分の思い通りに操ることだと思っていたのです。

 

結局、人の心を読むテクニックを身につけるのを諦め、その代わり、傾聴を学びだしてから、人との関係が変わってきました。

人から「自然体だね」と言われるようになって、相手から話しかけてくれるようになりました。

今、思えば、人の心を読もうとしていた頃は、さぞかし不自然だったに違いありません。

 

人から嫌われたらどうしよう、と恐怖を感じることは今もあります。

でも嫌われたとしても、仕方ないと思っています。相手には私を嫌う、それなりの理由があって、私には相手の心を操ることはできないのですから。

前は、嫌われるのは自分のせいだ、と思っていたんですね。だからこそ、自分次第で、相手の心も変えることができると、そんな不遜なことを思っていたのだと思います。

 

ではテクニックを信じていないのか、というと、そういうわけではありません。

ある人が、本当のミラーリングのテクニックを教えてくれました。

例えば、子供がじっと何かを見つめている。

そんなとき、側に寄り添って同じ目線の高さになって見てみる。

また、言葉がうまく出てこないお年寄りが車椅子で居心地悪そうにしている。

そんなときは自分も車椅子に座って同じ格好をしてみる。

そうしてみると、子供が何を見ていたか、お年寄りがなんで居心地悪そうにしていたか、分かる。

 

私はこれを聞いて、自分が今までとっていた行動が恥ずかしくなりました。

相手の心に寄り添うことなく、行動だけまねても何の意味もなかったのですね。

 

もし、かつての私と同じようにコミュニケーションのテクニックを身につけようとしている人は、まず、なぜ自分はそんなにも必死になっているのか、自分の心に問いただしてみて下さい。

自分の中に、何か恐れや思い込みがあると思ったら、それを取り除くことを第一にしましょう。

自分が自然体になれば、それだけで大きく人間関係が改善しますよ。

 

byあるくみ

 

 

 

 

 

 

気持ちは足に出る

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こんにちは。

カウンセラーのあるくみです。

 

カウンセラーって、人の気持ちが分かるんでしょ? と言われる場合がありますが、そんなことはありません。

少なくても私の場合は......。

分からないから、話を聴くチカラを磨こうしています。

でも、残念ながら、言葉は嘘をつくことができます。

 

そんな私が最強の才能だと思ったのは、心臓の音を聴いて感情や嘘を見抜く才能です。

心臓の鼓動は自律神経下にあり、人間の意思でコントロールできるものではありません。偽ることができず、真実を物語るものです。

ただし、この才能の持ち主は、漫画のキャラタクーです。

こんな才能がない人間はどうすればいいのか、というと、「足を見ろ」ということになります。

人間は頭から遠いところになるほど、意識のコントロールが及びにくいからです。

 

動物行動学者デズモンド・モリスは動作の信頼尺度というものを作っています。人間のどんな動作が嘘をつきにくく、信頼できるかというものです。

以下の順番で信頼できる動作となります。

1,自律神経信号

2,下肢信号

3,体幹(胴体)信号

4,見分けられない手振り

5,見分けられる手のジェスチャー

6,表情

7,言語

 

1の自律神経信号は、最初に述べたとおり心臓の鼓動や、汗をかくようなことです。これは信頼できる動作ですが、分かりやすく汗をかいている場合を除くと、外から知ることは難しいです。

 

だからこそ、2番目に信頼できるとされている下肢信号、足の動きを見るわけです。

よく顔の表情は穏やかでも、足が貧乏ゆすりしている場合があります。私のかつての上司は優しくて気さくな人柄でしたが、椅子の太もものあたるところが、普通ではありえないほど、ぼろぼろになっていました。きっと、机の下で絶えず貧乏ゆすりしていたに違いありません。

 

この尺度によると、言語が一番、嘘をつきやすいということになります。

そして次に顔。

ちなみに「嘘つきは視線はそらす」とか反対に「凝視してくる」とか、視線と嘘が関係あるようにいわれていますが、視線は使いやすい動作です。慣れれば、いくらでも偽ることができます。

 

 

カウンセリングの現場では、もちろん嘘をつくクライアントさんは少ないですが、気持ちを話すのが苦手な人は多いです。

そんなとき、「足が動いていますね、足の動きを感じてみて下さい、足が話せるとしたら、どんなことを言いますか?」というようなアプローチをする方法もあります。

 

 

人間は人の話を聞く時、顔に注目してしまいます。

意識して相手の体全体、足まで見てみると、また別の気持ちが見えてくると思います。

 

 

byあるくみ